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3.11震災のあの日、

心に誓った思い・・・

“絶対負けない漁師魂”

松島産牡蠣の復活を誓った理由とは

2011年3月11日、巨大津波により沿岸部が大きな被害を受ける中、松島町は島の多い地形に守られ、沿岸部としては比較的被害が少なく済みました。 

松島町の中でも特に牡蠣養殖が盛んな磯崎地区は、津波が防潮堤を超えず、津波浸水はありませんでした。それでも所有していた漁船の4隻中3隻を失ったほか、岸壁や加工施設に置いていた資材は、そのほとんどが流失してしまいました。

3月11日当時、私は朝から海に出て、古い養殖施設の解体作業をしていました。昼過ぎに海から戻って工場に行きました。前日収獲して1日殺菌処理した牡蠣を、朝から従業員達がむいていました。むき終えた牡蠣を、袋詰めして家に戻りました。
少し遅い昼食を済ませると、長く、とてつもなく大きい揺れに襲われ、津波が来ると確信しました。一緒にいた母親と従業員を親戚の高台の家に避難させた後、一人残り商品の片づけと戸締りを済ませ、近くの橋に逃げるように走りました。途中、ゴーー、バリバリ、聞いた事のない物凄い音を聞きましたが、高い防潮堤で見えなかったため、何が起きているのか、その時は分かりませんでした。橋の上に上がり、信じられない光景を目にしました。

小船を係留していた所は、ほとんどの船が転覆したり岸に乗り上げたり、衝突で破壊された船もたくさんありました。
比較的大きな漁船は、その時はまだ耐えていました。
ところが、最初の津波よりも大きな第2波の津波がやって来た時、係留していた太いロープが次々と切れていき、船が流され始めました。

小さい港の中で、真っ黒い波があちこちで渦巻いていました。
助かってほしい。祈るような気持ちで眺めていましたが、何も出来ませんでした。何とか私の船はその時は耐えていましたが、次の第3波の津波で錨を固定しているロープが切れ、転覆してしまいました。
ずっと一緒に過ごしてきた。信じて命を預けた時もあった。命と代わらないくらい大切にしてきた自分の船。信じられない地獄絵図を目の前で見せられ、気が狂いそうでした。

翌朝、依然として大津波警報が出ている中、かろうじて残った1隻の船の係留と転覆した船の水抜き処置を行いました。

数m航行した所でスクリューにロープが絡まりました。
数日後、海中のがれきに衝突して航行できなくなりました。
震災後は、船が全く使えないほど大量のがれきや漁業資材が海に漂流していました。海は3か月経っても泥で黄色い状態でした。
また、松島湾全体で700台余りあった 養殖施設はその全てが壊滅しました。


船も道具も、いかだも皆失った。借金して船や道具を揃えたとしても、原発事故の影響が計り知れない。下水処理場が被災していて、生の牡蠣はもう食えないかもしれない。何年かかるのか・・・。いや、こんなめちゃくちゃな海で、果たしてこれから本当に牡蠣を作れるのか。作ったとして売れるのか。
その時は「もう漁師などやめようか」と本気で考えました。


10日ほどして電気が復旧した時、何気なく開いたパソコンを見て、涙が出てきました。次第に、あふれて止まらなくなり、画面が見えなくなるほどでした。

そこには何通もの励ましのメールが届いていました。
心に残っていたわだかまりが一瞬にして飛んでいきました。

こんなにも心配してくれている人たちがいる。
こんなにも応援してくれている人たちがいる。
そして、自分たちの作った牡蠣を待っている人たちがこんなにも大勢いる。
うれしかった。ありがたかった。


応えなくてはならない。

これからも漁師で生きていくしかない。

もう、絶対にあきらめない。

おやじ、見守っていてくれ・・・

唯一残った船は、震災の2年前に病気で他界した父の形見の船でした。


震災で海藻類がほとんどなくなり、海の環境はすっかり変わりました。牡蠣の生育も震災前とは違い、復興にはまだまだ長い期間が必要です。
でも、海も人間と同じように自然治癒力のようなものを持っていて、元の環境に戻ろうとする力を持っていると思います。
夏に海藻が腐って抜ける時期がありますが、年々徐々に量が増えているように思います。

海は、まだまだ私たちの知らない大きな力を持っていて、常に我々に恵みを授けてくれると私は信じています。

松島産牡蠣養殖生産 高栄水産
代表 橋征信


松島産牡蠣生産者直送、高栄水産の松島産牡蠣

海産物グルメは牡蠣生産者直送の高栄水産へ
早朝の牡蠣採り作業
寒いですが、作業が終わるころには汗だくになっていることも。

成長した牡蠣がたくさん付いた養殖ロープを1本ずつ巻き取ります。積載した機械によりロープから牡蠣が外れ、洗浄機を通って殻がきれいになって出てきます。1時間〜2時間後、船に満載すると帰港します。

松島産牡蠣生産者直送、高栄水産の松島産生食用牡蠣

海産物グルメは牡蠣生産者直送の高栄水産へ
牡蠣の浄化
牡蠣の内部まできれいにします。

採った牡蠣を翌日早朝まで殺菌ろ過海水の入った流水浄化槽に入れ、一般細菌や大腸菌を殺菌します。

松島産牡蠣生産者直送、高栄水産の松島産生食用牡蠣

海産物グルメは牡蠣生産者直送の高栄水産へ
牡蠣むき作業
寒い中、早朝からご苦労様です。

浄化した牡蠣を身を傷つけないよう1個1個ていねいにむいていきます。

松島産牡蠣生産者直送、高栄水産の松島産生食用牡蠣

海産物グルメは牡蠣生産者直送の高栄水産へ
美味しい牡蠣の出来上がり

むいた牡蠣を冷海水ですすぎ、小さな殻のかけらや異物を除去すると美味しい牡蠣の出来上がりです。
むいたその日のうちに発送し、皆様の食卓に新鮮なまま届けられます。発送日から4日間生食用としてご賞味いただけますが、おいしく召し上がっていただくため、消費期限に関わらずなるべく新鮮なうちにお召し上がりください。

取寄グルメは牡蠣屋.comへ

グルメの方必見!牡蠣屋.comではグルメの方にもご納得いただける新鮮な商品をお届けいたします。お取寄はショッピングのページよりお申し込みください。またご購入の際は注意事項、利用方法をよくお読みになった上でお取寄ください。
 
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